原因除去療法

原因除去療法は、金属成分分析によりアレルゲンが含まれていることが明らかとなった修復物をすべて除去することですが、大きな修復物が多数装着されている場合は外せばいいという訳にはいきません。外した後はアレルゲンの含まない材料により再修復しなければなりません。

アレルゲンを含む金属修復物の除去

原因除去療法の最初のステップはアレルゲンの含まれている修復物を撤去し、セメントやプラスチックの仮り歯などで一時的に修復し様子を見ます。しかし、撤去すべき修復物が多く咬めなくなる恐れがある場合などは部分に分けて撤去しながら再修復することもあります。

アレルゲンを含まない材料による再修復

アレルゲンを含む修復物を撤去した後はアレルゲンを含まない材料で再修復する必要があります。アレルゲンの元素によっては保険の材料が使える場合もありますが、使えない場合もあります。どのような材料が使えるかは人により違いますので、十分検討して決める必要があります。

一般的な歯科用金属が使えない場合の治療法

アレルゲンが一般的な歯科用金属で回避可能な場合は特に問題はありませんが、非常に多数の元素に陽性を示したり、金(Au)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)などの元素がアレルゲンの場合、一般的な歯科用金属では対応が難しい場合があります。

当院では金属アレルギーが注目されオールセラミックスや純チタンによる修復物が実用化された当初より導入し実績を積んでおります。

◆生体親和性の高いオールセラミックス、純チタンを用いた症例

◎キャスタブルセラミックス

キャスタブルセラミックスはセラミックスを鋳造して作ります。主成分は天然のエナメル質と同様、リンとカルシウムです。硬さや摩耗もエナメル質に近く、生物学的にも安全性が高いと言われています。インレーやアンレーなど歯冠の部分的な修復に適用しています。


◎オールセラミッククラウン・ブリッジ

金属のフレームを使わず、アルミナの強固なコアフレームに陶材を焼き付けます。単独の冠はもちろん、前歯や臼歯のブリッジも可能です。


◎チタンポーセレンクラウンブリッジ

CAD/CAMにより純チタンを削り出したフレームに陶材を焼き付ける最先端のシステムです。強靭な純チタンフレームのため欠損部が長いブリッジにも適応します。


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医院概要

医院名
医療法人社団 愛清 愛生歯科
院長
埴 英郎
住所
〒155-0032
東京都世田谷区代沢5-2-10 2階
診療時間
午前 9:30 - 12:30
午後 14:00 - 20:00
※月曜は午前のみ、 木曜午後は17:00まで、土曜午後は18:00までです。
休診日:日曜、祝日

TEL
03-3414-7053
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